子育てがしんどいママへ|理由と心が軽くなる考え方を保育士19年が解説

子育てがしんどいと感じていませんか。
「なんだか毎日つらい」
「前より笑えなくなった気がする」
「子どもはかわいいのに、もう疲れた」
そんなふうに感じることは、決して珍しいことではありません。

子どもがかわいいという気持ちと、
子育てがつらい、疲れた、少し離れたいという気持ちは、
同時にあってもおかしくありません。

特に乳幼児期は、
睡眠不足、食事、着替え、イヤイヤ、癇癪、
仕事や家事との両立などが重なり、
自分でも気づかないうちに心も体も疲れていくことがあります。

私は保育士として19年間、多くの親子と関わってきました。
また、3児の母として自分自身も
「子育てがしんどい」と感じた時期がありました。

この記事では、
子育てがしんどいと感じる理由や、
心が少し軽くなる考え方、
一人で抱え込まないための相談先についてお伝えします。

この記事でわかること

  • 子育てがしんどいと感じる主な理由
  • 頑張っているのに苦しくなる理由
  • 心が少し軽くなる考え方
  • 家事や育児を少し手放す方法
  • 誰かに相談した方がよい目安

子育てがしんどいと感じるのはなぜ?

子育てがしんどいと感じる理由は、
一つではありません。

睡眠不足、家事、仕事、
子どものイヤイヤや癇癪、
自分の時間が取れないことなど、
小さな負担が毎日少しずつ積み重なっていきます。

一つひとつは乗り越えられても、
休む時間がないまま何日も続けば、
誰でも心に余裕がなくなっていきます。


子育てがしんどいと感じやすい5つの理由

① 思うようにいかない毎日の積み重ね

子育ては、
予定通りに進まないことの連続です。

せっかく寝かしつけたのにすぐ起きる。
急いでいる朝に着替えを嫌がる。
出掛けようとすると泣き出す。
作ったご飯を食べてくれない。

「今日は穏やかに過ごそう」
と思っていても、
思うようにならないことが続けば、
疲れてしまうのは自然なことです。

② 自分の時間がほとんどない

小さな子どもを育てていると、
自分のペースで生活することが難しくなります。

トイレにゆっくり行くことさえ難しい。
温かいうちにご飯を食べられない。
一人でぼーっとする時間もない。

そんな生活が続くと、
自分自身がどんどん後回しになっていきます。


子育てがしんどい時は、
「子どもの問題」だけではなく、
自分が休めているかを見ることも大切です。

③ 睡眠不足や疲れが続いている

夜泣きや授乳、
子どもの寝相、
早朝の目覚めなど、
乳幼児期は十分に眠れない日もあります。

睡眠不足が続けば、
普段なら流せるようなことでも
イライラしやすくなることがあります。

「どうしてこんなことで怒ってしまうんだろう」
と思った時は、
自分自身が疲れていないかを振り返ってみてください。

④ 周りと比べてしまう

SNSには、
楽しそうな親子の写真や
きれいなお弁当、
整った部屋などがたくさん流れてきます。

それを見て、
「みんなちゃんとしているのに」
「私だけできていない」
と思ってしまうことがあります。

でも、
SNSで見えているのは
その人の生活のほんの一部分です。

比べることで苦しくなる時は、
少しSNSから離れることも一つの方法です。

⑤ 「ちゃんとした親でいなきゃ」と頑張り過ぎる

「ちゃんと育てなきゃ」
「いいお母さんでいなきゃ」
「怒ってはいけない」
「栄養のあるご飯を作らなきゃ」

子どもを大切に思うからこそ、
自分の中にたくさんの「〜しなきゃ」が増えていきます。

でも、
すべてを完璧にしようとすると、
親自身が苦しくなってしまいます。


保育士19年でも「子育てがしんどい」と感じました

私は保育士として19年間、
多くの子どもたちや保護者の方と関わってきました。

保育士としては、
子どもが泣いていても、
イヤイヤしていても、
「どうしたのかな」と考える余裕がありました。

でも、
自分の子育てでは違いました。

朝は時間に追われ、
仕事から帰れば夕飯、お風呂、洗濯、寝かしつけ。

「早くして!」と強く言ってしまったり、
子どもが眠ったあとに
「今日も怒り過ぎてしまった」と反省したこともあります。

保育士として知識があっても、
子育てがしんどいと感じることはありました。

だから私は、
子育てで苦しくなっている方に
「もっとこうすればいい」と方法だけを伝えるのではなく、
まず今どれくらい疲れているのかも大切にしたいと思っています。


子育てがしんどい時に心が少し軽くなる5つの考え方

① 完璧な子育てを目指さなくていい

子育てに、
すべての家庭に当てはまる完璧な正解はありません。

お惣菜の日があってもいい。
テレビに頼る日があってもいい。
遊んであげられない日があってもいい。

毎日100点を目指さなくても、
生活は続いていきます。

② 「できなかったこと」より「できたこと」を見る

子育てをしていると、
できなかったことばかり目に付きます。

でも、

  • 朝起きた
  • 子どもにご飯を食べさせた
  • 保育園へ送った
  • 仕事へ行った
  • お風呂に入れた
  • 今日も一日を終えた

これだけでも、
毎日たくさんのことをしています。

子育てコーチングでも、
できなかったことだけではなく、
すでにできていることに目を向けることを大切にします。

③ 子どもと少し離れる時間があってもいい

「母親なのだから、
ずっと子どもと一緒にいなければ」
と思う必要はありません。

家族に預ける。
一時保育を利用する。
ベビーシッターを利用する。
一人で買い物へ行く。

短い時間でも、
子どもと離れて自分の時間を持つことで、
気持ちが変わることがあります。

④ 「今は疲れている」と認めてもいい

イライラしている時、
「私はダメな母親だ」と考える前に、

「今、私は疲れているのかもしれない」

と考えてみてください。

子どもの行動だけが原因ではなく、
自分の睡眠不足や疲れ、
仕事や家事の負担が重なっていることもあります。

⑤ 一人で抱え込まなくていい

子育てがしんどいと感じた時ほど、
誰かに話すことが大切です。

家族、友人、保育園の先生、
自治体の子育て相談、
保健センターなど、
相談できる場所はいくつもあります。

「こんなことで相談していいのかな」
と思う必要はありません。

話すことで、
自分の気持ちを整理できることもあります。


子育てがしんどい時は「減らせること」を探してみる

しんどい時に、
新しいことを頑張って増やす必要はありません。

むしろ、
何を減らせるかを考えてみるのも一つです。

  • 毎日手作りにしない
  • 掃除を一日休む
  • 洗濯物をたたまない日を作る
  • ネットスーパーを使う
  • 家族に一つお願いする
  • 一時保育やシッターを利用する

全部自分でやらなくても、
家庭は回ります。

「やらなくても困らないこと」を一つ手放すだけでも、
少し余裕が生まれることがあります。


こんな時は一人で抱えず相談してください

子育てがしんどい状態が長く続き、
日常生活に影響している場合は、
一人だけで何とかしようとしなくて大丈夫です。

例えば、

  • 何日も気持ちが落ち込んでいる
  • 眠れる状況なのに眠れない
  • 食欲がほとんどない
  • 何をしても楽しめない
  • 強いイライラが続いている
  • 子どもに強く当たりそうで怖い
  • 自分だけでは気持ちを立て直せないと感じる

といった状態がある場合は、
身近な人だけでなく、
自治体の相談窓口や医療機関などへ相談することも考えてください。

※ 本記事は一般的な子育て情報をお伝えするもので、
医学的な診断を行うものではありません。
強い不安や心身の不調が続く場合は、
自治体の相談窓口や医療機関など専門機関へご相談ください。


よくある質問|子育てがしんどい時

Q. 子どもはかわいいのに、子育てがしんどいです

子どもをかわいいと思う気持ちと、
子育てに疲れる気持ちは両立します。

毎日休みなく続く子育ての中で疲れを感じることはあります。
まずは、自分がどれくらい休めているかも振り返ってみてください。

Q. 子育てがしんどいと感じる私は母親失格ですか?

しんどいと感じることだけで、
親としての愛情や能力が決まるわけではありません。

疲れている時は、
誰でも余裕がなくなることがあります。

Q. つい子どもに怒ってしまいます

怒ってしまったあと、
落ち着いてから
「さっきは大きな声を出してごめんね」
と伝えても大丈夫です。

また、
怒りが続いている時は、
子どもの行動だけではなく、
自分自身の疲れや睡眠不足にも目を向けてみてください。

Q. 誰に相談すればいいですか?

身近な家族や友人のほか、
保育園・幼稚園、
自治体の子育て相談窓口、
保健センター、
かかりつけの医療機関などがあります。

相談先についてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。


子育て相談は誰にする?相談先の選び方を見る


まとめ|子育てがしんどい時は頑張ることを増やさなくていい

子育てがしんどいと感じる時は、
さらに頑張る方法を探すより、
少し休める方法を探してみてください。

  • 子育ては予定通りに進まないことが多い
  • 自分の時間がないことも大きな負担になる
  • 睡眠不足や疲れで余裕がなくなることがある
  • 周りと比べ過ぎない
  • 完璧な子育てを目指さなくていい
  • できなかったことより、できたことを見る
  • 家事や育児を誰かに頼ってもいい
  • 苦しい時は相談していい

子育ては、
毎日同じようにはいきません。

うまくいく日もあれば、
何をしてもうまくいかないように感じる日もあります。

そんな日は、
「もっと頑張らなくちゃ」ではなく、

「今日は少し休めるかな」

と考えてみてください。

一人ですべてを背負わなくても大丈夫です。


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この記事を書いた人

子育てがしんどい時の考え方を解説する保育士19年 MamaStart代表 田中美穂

田中 美穂(MamaStart代表)

保育士歴19年・現役ベビーシッター・子育てコーチング認定講師・3児の母。

保育園で0歳児から就学前まで多くの親子と関わり、
自身も仕事と子育ての両立や、
思うようにいかない子育てに悩んできました。

現在は訪問型ベビーシッターや子育て相談を通して、
子どもだけでなく、
毎日子育てを頑張る保護者の気持ちにも寄り添う活動を行っています。


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