2〜3歳の「なんで?」が増えて、
どう答えたらよいか迷うことはありませんか。
何度も聞かれると、忙しいときほど余裕がなくなりますよね。

2〜3歳の「なんで?」に、毎回答えなくても大丈夫

たとえば出発前には、「もういいから早くして」と言いたくなることもあります。
ただ、子どもの質問を大切にするために、
毎回じっくり説明する必要はありません。

そこでこの記事では、保育士として19年間子どもたちと関わってきた経験をもとに、
質問に答えられるとき、分からないとき、忙しいときの返し方を紹介します。

2〜3歳の「なんで?」が増えるのはなぜ?

子どもは身の回りのものに興味を持ち、
知っている言葉を使って大人に尋ねるようになります。
3歳頃には、「だれ」「なに」「どこ」「なぜ」といった
質問をする子もいます。
ただし、言葉の育ち方や質問が増える時期には個人差があります。

「なんで?」の中身も、いつも同じではありません。
本当に理由を知りたいときもあれば、
「今はやりたくない」という気持ちを表していることもあります。
また、大人との会話を楽しみたくて、続けて聞く場合もあるでしょう。

そのため、質問の回数だけで
「反抗している」「理解できていない」と決めつけなくて大丈夫です。
まずは、その場面で何を聞きたいのか見てみましょう。

同じ「なんで?」でも、聞きたいことは違います

たとえば、子どもから次のように聞かれたとします。

「なんで雨が降るの?」

雨そのものに興味があるのかもしれません。
「雲から水が落ちてくるんだよ」と短く答えたり、
一緒に窓の外を見たりできます。

「なんで今、片付けるの?」

理由を知りたい場合もあれば、まだ遊びたい場合もあります。
「まだ遊びたかったね。ごはんを食べるから、車を箱に入れよう」と、
気持ちと次の行動を一緒に伝えてみます。

このように、質問の言葉だけでなく、
子どもの表情や直前の出来事も手がかりになります。

2〜3歳の「なんで?」への返し方|場面別の例

答えられるときは、短く答える

「なんで手を洗うの?」と聞かれたら、
「手についた汚れを落とすためだよ」のように、
まずは短い言葉で伝えます。
もっと知りたそうなら、そこから話を続ければ大丈夫です。

答えが分からないときは、一緒に考える

大人にも分からない質問はあります。
そんなときは「どうしてだろうね。一緒に見てみようか」と
伝えても構いません。
たとえば図鑑を開いたり、目の前のものを観察したりすると、
親子の会話が広がります。

今は話せないときは、できる範囲を伝える

出発前など、時間がないときもあります。
その場合は「気になったんだね。今は靴を履こう。
帰ってきたら話そうね」と伝えてみてください。

後で話す約束をしたら、落ち着いたときに
「さっき何が気になったんだっけ?」と聞けるとよいですね。
また、すぐに説明する代わりに
「どうしてだと思う?」と尋ねてみる方法もあります。

2〜3歳の「なんで?」が続いて、親も疲れたときは

2〜3歳の「なんで?」が何度も続くと、親も疲れてしまいます。
とくに家事や出発の準備で忙しいときは、
会話を中断したくなる日もあります。

そんなときは、「今は少し休みたいから、あとで聞かせてね」と
伝えて大丈夫です。
一つの質問に答えたら会話を区切るなど、
親ができる範囲で関わってみてください。

もし強い言い方になってしまっても、
落ち着いてから「さっきは強く言ってごめんね」と伝え直せます。

声かけに迷ったときは、

子どもを叱る前に試してほしいこと

も参考にしてみてください。

まとめ|「なんで?」には、できる範囲で答えよう

  • 2〜3歳頃は、身の回りのことを言葉で尋ねる子がいる
  • 「なんで?」には、理由を知りたい以外の気持ちが含まれることもある
  • 答えられるときは、まず短く答えてみる
  • 分からないときは、一緒に考えてもよい
  • 余裕がないときは、後で話すことを伝えてよい

2〜3歳の「なんで?」に、すべて正しく答えようとしなくて大丈夫です。
まずは「気になったんだね」と受け止めることから始めてみてください。

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参考資料


米国疾病予防管理センター(CDC)|3歳頃の発達の目安

発達のペースには個人差があります。
言葉や発達について心配なことがある場合は、
乳幼児健診や自治体の相談窓口などで相談できます。

この記事を書いた人

記事執筆者の田中美穂の写真

田中美穂|保育士歴19年

保育士として19年間、子どもたちと保護者に関わってきました。
現在はベビーシッターとしても活動しています。
保育の経験と3児の母としての経験をもとに、
毎日の子育てに役立つヒントをお届けしています。

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