赤ちゃんが泣き止まないと、
「何をしてもダメ……」
「私の関わり方が悪いのかな」
そんなふうに感じてしまうことはありませんか。

抱っこしても、授乳しても、なかなか泣き止まない。
理由が分からない時間が続くと、ママやパパも疲れてしまいますよね。

この記事では、保育士として0〜1歳の子どもたちと関わってきた経験をもとに、
赤ちゃんの様子を確認するポイントと、泣き止まないときの関わり方をお伝えします。
体調が心配なときの相談の目安も一緒に確認していきましょう。

赤ちゃんが泣き止まないときは、まず体調と身の回りを確認

「いつものぐずりかな」と考える前に、赤ちゃんの様子を見てみましょう。
泣いている理由が一つとは限りません。

  • 顔色や呼吸、反応はいつもどおりか
  • 熱はないか、吐いていないか
  • 授乳や食事の時間が空いていないか、飲み方はいつもどおりか
  • おむつが汚れていないか、暑すぎたり寒すぎたりしないか
  • 衣服がきつくないか、指に髪の毛などが巻き付いていないか

すぐに理由が見つからないこともあります。
ただし、普段と泣き方や体調が違うと感じたら、無理にあやし続けず相談してください。

0〜1歳で泣き止まないのは、関わり方のせい?

体調に気になる点がなくても、なかなか泣き止まないことはあります。
赤ちゃんはまだ言葉で気持ちや不快感を伝えられないため、
泣いて知らせることが多い時期です。

眠い、お腹が空いた、抱っこしてほしい、周りの音が気になるなど、
理由はいろいろ考えられます。
確認しても、はっきりした理由が分からないこともあります。

「これをすれば必ず泣き止む」という方法はありません。
赤ちゃんが泣き止まないことだけで、
ママやパパの関わり方が間違っているとは言えません。

泣き止まないとき、保育士が大切にしている関わり方

保育現場でも、抱っこや声かけですぐには落ち着かない赤ちゃんがいます。
私は「早く泣き止ませなければ」と焦るより、
その子の様子を見ながら関わることを大切にしています。

① 抱っこや声かけを、落ち着いて試す

体調やおむつなどを確認したら、抱っこしたり、静かに声をかけたりしてみましょう。
赤ちゃんの様子を見ながら、落ち着ける関わり方を探していきます。
抱っこがつらいときは、無理をせず安全な場所に寝かせてそばにいる方法でも構いません。

② 声かけは短い言葉で十分

何を話せばいいか迷ったら、
「ここにいるよ」「眠いのかな」など、短い言葉で大丈夫です。
たくさん話そうと頑張る必要はありません。

③ 泣き止まなくても、自分を責めない

いろいろ試しても泣き続けると、「何もできていない」と感じるかもしれません。
でも、泣き止ませることだけが関わりの目的ではありません。
体調を気にかけ、安全を確かめながらそばにいることも、大切な関わりです。

いつもと違う泣き方や体調の変化があるときは

泣き止まないことに加えて、発熱や嘔吐がある、飲みが悪い、
顔色や反応がいつもと違うなど、気になる様子があれば医療機関に相談してください。
月齢の低い赤ちゃんや、保護者が「いつもと違う」と感じる場合も、
ためらわず相談して大丈夫です。

夜間や休日に受診を迷ったときは、小児救急電話相談
「#8000」を利用できます。
対応時間は都道府県によって異なります。
呼吸や意識の様子がおかしいなど、差し迫った危険を感じるときは119番です。

受診の判断に迷ったときの参考:

日本小児科学会「こどもの救急」

電話相談について:

こども家庭庁「#8000」の案内

ママやパパの心が限界になる前に

赤ちゃんが泣き止まない時間が続くと、どんなに大切に思っていても
イライラしたり、つらくなったりすることがあります。
そんなときは、一人で耐え続けなくて大丈夫です。

いったん離れるときの手順

  1. 赤ちゃんを、転落の心配がない安全な寝床にあおむけで寝かせる
  2. 顔の周りにタオル・枕・ぬいぐるみなどがないことを確認する
  3. 少し離れて深呼吸し、落ち着いたら戻って様子を確認する
  4. つらさが続くときは、家族や身近な人に交代を頼む

赤ちゃんを激しく揺さぶったり、口をふさいだりしないでください。
「自分を抑えられそうにない」と感じたら、安全を確保して少し離れ、
身近な人や自治体の子育て相談窓口に助けを求めてください。

泣きへの対処について:

こども家庭庁「赤ちゃんが泣きやまない」

まとめ|赤ちゃんが泣き止まないときは、赤ちゃんと自分の両方を大切に

  • まずは体調や、身の回りに気になることがないか確認する
  • 泣き止まないことだけで、関わり方が悪いとは言えない
  • 抱っこや短い声かけなど、赤ちゃんの様子に合わせて試す
  • いつもと違う様子があれば、医療機関や#8000に相談する
  • 大人がつらいときは、安全を確保して少し離れ、助けを求める

泣き止ませるために、一人で頑張り続ける必要はありません。
赤ちゃんの様子を見ることと、ママやパパ自身を守ることの両方を大切にしてくださいね。

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この記事を書いた人

田中美穂|保育士歴19年・現役ベビーシッター・3児の母

保育現場や訪問保育で親子に関わってきた経験をもとに、
毎日の子育てに役立つ情報を発信しています。


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※この記事は一般的な子育て情報です。赤ちゃんの体調について心配なことがある場合は、医療機関にご相談ください。