イヤイヤ期にやってはいけない声かけ7選|保育士19年が伝える子どもの気持ちに寄り添う関わり方
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イヤイヤ期にやってはいけない声かけ7選|保育士19年が伝える関わり方
「もう知らない」「置いていくよ」「鬼が来るよ」。
イヤイヤ期の子どもを前にすると、つい強い言葉が出てしまうことはありませんか。
私自身も、保育士として分かっているつもりでも、我が子のイヤイヤ期には余裕がなくなり、言ってしまったことがあります。
この記事では、保育士19年の経験と母としての実体験をもとに、イヤイヤ期に避けたい声かけと、子どもが安心しやすい関わり方をお伝えします。
イヤイヤ期にやってはいけない声かけとは?
一度は言ったことありませんか?
「もう知らない」
「置いていくよ」
「バイバイするよ」
「鬼が来るよ」
イヤイヤ期の子どもを前にすると、どうしても言葉が強くなってしまうことがあります。
実際に私も、何度も言ってしまいました。
保育士として働いていても、我が子のイヤイヤ期は別でした。
時間はない。子どもは動かない。周りの目も気になる。
そんな中で、「じゃあ、もう知らないからね」と言ってしまったこともあります。
オキシトシンという言葉を知っていますか?
オキシトシンとは、「幸せホルモン」「愛情ホルモン」とも呼ばれる脳内物質です。
私も保育士15年目くらいで初めて知りました。
抱っこをする。優しく触れる。笑顔で話す。
そんな温かい関わりの中で分泌されると言われています。
実はオキシトシンは、子どもだけではなく、関わっている大人の心にも良い影響を与えるとされています。
つまり私たちは、子どもを安心させながら、自分自身の心も整えているのです。
脅し言葉が与える影響
近年の脳科学や発達心理学では、強い恐怖や不安を繰り返し感じる環境は、子どものストレス反応に影響を与える可能性があると考えられています。
もちろん、一度「もう知らない」と言ってしまったからといって、親子関係が壊れたり、子どもの成長に大きな問題が起きたりするわけではありません。
私自身も言ってしまったことがありますし、多くの保護者の方も経験していると思います。
ただ、「怖いから従う」「置いていかれたくないから動く」という状態が続くと、子どもは安心して気持ちを表現しにくくなることがあります。
何が言いたいかというと、イヤイヤ期は親を困らせたいから起きているわけではないということです。
イヤイヤ期は、「自分でやりたい」「自分の気持ちを伝えたい」という心の成長の証です。
だからこそ、困った行動だけを見るのではなく、その奥にある気持ちを理解しながら関わっていくことが大切なのだと思います。
子どもの発達や子育て支援に関する公的な情報は、
こども家庭庁
でも確認できます。
イヤイヤ期にやってはいけない声かけ7選
① 「もう知らない」
子どもからすると、大好きなママに見放されたような気持ちになります。本当に知らないわけではなくても、不安を強く感じる子もいます。
② 「置いていくよ」
外出先などでつい言ってしまいやすい言葉です。その場では動くこともありますが、「置いていかれるかもしれない」という不安につながることがあります。
③ 「鬼が来るよ」
恐怖で行動を止める方法は、その場しのぎにはなります。でも「なぜダメなのか」を理解する機会にはなりにくいです。
④ 「なんでできないの?」
大人は理由を知りたくて言っていても、子ども自身も分かっていないことが多いです。責められたように感じてしまうことがあります。
⑤ 「いい加減にして」
毎日続くイヤイヤに疲れていると出やすい言葉です。ただ、子どもは何をどうすればよいのか分からないまま終わってしまいます。
⑥ 「お兄ちゃん・お姉ちゃんはできるのに」
比較されることで自信を失うことがあります。兄弟姉妹でも成長のスピードや性格は違います。
⑦ 「早くして!」
忙しい朝は特に言いたくなります。私も何度言ったか分かりません。でも、子どもは急ぎたくても急げないことがあります。
では、どう声をかけたらいいの?
大切なのは、完璧な声かけをすることではありません。まずは子どもの気持ちを言葉にしてあげることです。
- 嫌だったね
- 自分でやりたかったんだね
- まだ遊びたかったんだね
- 悲しかったね
気持ちを受け止めてもらえると、子どもは少しずつ安心していきます。
私もたくさん失敗してきました
ここまで読んで、「全部言ったことがある」と思ったママもいるかもしれません。実は私もそうです。
保育士として働いていても、我が子のイヤイヤ期になると余裕がなくなりました。
だからこそ伝えたいのは、一度言ってしまったからダメなのではないということです。
大切なのは、その後に関係を戻すこと。「さっきは大きな声になってごめんね」その一言が親子関係をつなぎ直してくれます。
まとめ|完璧な声かけより、戻れる関係が大切
- イヤイヤ期は子どもの成長過程で起こる自然な姿
- 脅しや比較の言葉は不安につながることがある
- 気持ちを言葉にしてあげることで安心しやすくなる
- 親も完璧である必要はない
- 失敗したあとに関係を戻すことが大切
イヤイヤ期は毎日が本当に大変です。私自身もたくさん悩み、怒り、反省してきました。
だからこそ、頑張りすぎているママに伝えたいです。完璧な声かけを目指さなくても大丈夫。親子で何度でもやり直していけばいいのです。
よくある質問
Q. 脅し言葉を一度言ってしまったらダメですか?
一度言ってしまったからといって、すぐに親子関係が壊れるわけではありません。大切なのは、その後に「さっきは怖い言い方をしてごめんね」と戻ることです。
Q. イヤイヤ期は叱ってはいけませんか?
危ないことや人を傷つけることは止める必要があります。ただ、恐怖で動かすより、短く具体的に伝える方が子どもには届きやすいです。
Q. どうしても怒ってしまう時はどうしたらいいですか?
まずはママ自身が疲れているサインかもしれません。深呼吸する、少し距離を取る、あとで謝るなど、完璧よりも戻れる関係を意識してみてください。
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この記事を書いた人
田中美穂|保育士19年
保育士として19年間、0〜6歳の子どもと保護者支援に携わってきました。保育園で多くの親子に関わってきた経験と、自身の子育て経験をもとに、子育てに悩むママの心が少し軽くなるヒントを発信しています。
現在は訪問ベビーシッターや子育て相談を行いながら、「ママは一家の太陽」をテーマに、忙しいママのための子育てサポート情報を発信しています。
