保育士が家でしないことは、意外とあります。
「保育士さんみたいに、家でも子どもと関われたらいいのに」と
思ったことはありませんか。

私は保育士として19年間、子どもたちと関わってきました。
でも、保育園で意識している対応を、
家でいつも同じようにできるわけではありません。

3児の母として、家ではあえて頑張りすぎないようにしていることもあります。
この記事では、そのうちの3つと、
疲れた日に親子で過ごすための考え方をお伝えします。

保育園と家庭で関わり方が違う理由

保育園では、複数の子どもが一緒に過ごします。
一人ひとりの気持ちを見ながら、
集団全体の安全や生活の流れも考えます。
同僚と相談したり、役割を交代したりできる場面もあります。

一方、家庭では家事や仕事、きょうだいへの対応も重なります。
親が休まずに一日を回していることもありますよね。
だから、保育園での対応をそのまま家で再現しようとしなくて大丈夫です。
家庭の状況に合う関わり方を考えていきましょう。

保育士が家でしないこと3つ|完璧を目指さない関わり方

① いつも丁寧な声かけをしようとしない

保育園では、子どもの気持ちを言葉にしたり、
次にすることを分かりやすく伝えたりするよう意識しています。
でも家で疲れているときは、毎回同じように話せるわけではありません。

そんなときは「今ちょっと疲れているから、少し待ってね」と短く伝えます。
そして落ち着いてから「さっきの話、聞かせて」と戻ることもできます。

② 自分の気持ちを隠し続けない

家では「今日はママ、少し余裕がないんだ」と伝えることがあります。
親にも気持ちがあると、穏やかな言葉で話してよいと思うからです。

ただし、子どもに親の機嫌を取らせたいわけではありません。
強く言ってしまったときは「大きな声になってごめんね」と伝え、
必要なら話をやり直します。

③ うまくいかなかった一日を失敗と決めつけない

支度が進まなかった日も、つい急かしてしまった日もあります。
そんな夜に「またダメだった」と考え続けると、私は余計につらくなります。

まずは「今日は疲れていたな」と気づく。
そのうえで、明日の朝に一つだけ変えられることがあるか考えます。
たとえば服を前夜に用意するなど、小さな工夫からで十分です。

保育士が家でしないこと|余裕がない日に無理を重ねない

私が優先したいのは、まず親子の安全と、必要な食事や休息です。
家事が予定どおりに終わらなくても、
その日に必ずしなくてよいことは後回しにできます。

「ちゃんと関わらなきゃ」と思うほど苦しくなるなら、
家族に一つ頼む、お惣菜を使う、少し休む。
関わり方を増やす前に、負担を減らす方法を探してみてください。

しんどさが続いている方は、

子育てがしんどいと感じる理由と、心が軽くなる考え方

も参考にしてください。

子育てコーチングで大切にしている視点

子どもへの言葉を考える前に、今の自分の状態にも目を向けます。
「なぜできなかったんだろう」と責めるより、
「今日は何が重なってしんどかったんだろう」と考えてみるのです。

睡眠不足だったのか、時間が足りなかったのか、
一人で抱えることが多かったのか。
理由が見えると、次に減らせることや頼れる相手を考えやすくなります。

朝の声かけを見直したい方は、

「早くして!」をやめたいママへ|子育てコーチングで変わる声かけ

もどうぞ。

子どもへの伝え方についての参考情報

子どもの気持ちを聞くことや、落ち着いた声で具体的に伝えることについては、

こども家庭庁「しつけ?体罰?これってどっち??」

も参考になります。

まとめ|保育士が家でしないことから考える子育て

  • 保育園と家庭では、過ごし方や親にかかる負担が違う
  • 毎回、丁寧な声かけを目指さなくてもよい
  • 親の気持ちも、子どもを怖がらせない言葉で伝えられる
  • うまくいかない日は、まず疲れや負担に目を向ける
  • 必要なら休み、あとから親子で話し直せる

保育士の私も、家では全部うまくできるわけではありません。
今日は何を大切にしたいか、何を減らせるか。
その日の親子に合う方法を探していけたらと思います。

この記事を書いた人

田中美穂|保育士歴19年・3児の母

保育現場と家庭での経験をもとに、
親子の日常に合う子育てのヒントを発信しています。

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